期間工は、面接を通れば合格ではないことを知っていますか? 面接に合格した後でも不採用になることがあります。
まだ最大の難関が残っています。それは健康診断です。このページでは、期間工の入社後にある健康診断について詳しく解説していきます。
健康診断に落ちると強制送還
期間工の面接に合格してやっと働けるッ・・!
出典:バキ 25巻(秋田書店)
期間工の面接を無事に合格すると、工場に赴任して健康診断が行われます。実は、この時点では、まだ正式な採用ではありません。健康診断に引っかかると、荷物をまとめて帰らなければなりません。
会社が採用したい期間工は、きつい労働に耐えることができる健康な人間です。赴任時の健康診断で、働き続けるのが難しいと判断されると、そこで不採用となります。メーカーによっては、入寮の手続きを踏んだ後に健康診断を行うこともあり、不採用となった場合の心のダメージは大きいです。
契約更新のたびに健康診断がありますが、引っかかると仕事ができなくなるのは、最初の健康診断のみです。面接に合格したからといって、決して油断することはできません。
健康診断の基準
健康診断に落ちたら不採用とはいえ、普通の健康な体なら落ちることはまずありません。健康診断の明確な基準というものはありませんが、各会社で不採用のボーダーとしている数値はあるかもしれません。
高血圧で引っかかった人が、同じ日に何度も再検査をしてギリギリで合格ということもあります。
健康診断の内容
期間工の健康診断では、どのような項目を診ていくのでしょうか。メーカーによって項目は違いますが、一例をみてみましょう。
期間工の健康診断で診られること一例
- 身長・体重
- 腹囲測定
- 心電図検査
- レントゲン
- 視力検査
- 聴力検査
- 採血
- 尿検査
- 体力検査(握力・背筋力など)
レントゲンを撮るために服を脱ぐ際に、体にタトゥーが入っていないかチェックがはいります。厳しいところはパンツ一丁になって、くまなく調べられます。
体力検査は、体が正常に動かせるかをみる程度です。特に強靭な筋肉や体力が必要なわけではありません。リラックスしてのぞむと良いです。筆記の簡単なテストがある場合もあります。これは適性検査のようなもので、期間工の合否に関わるものではありません。
健康診断のために、前日に食事制限がかかる場合もあります。支持された通りに、禁止されたものは摂取しないようにしましょう。
健康診断で引っかかりやすいこと
健康診断で引っかかると、不採用となり、強制的に帰らされてしまう可能性が出てきます。せっかく面接をクリアしたのに、ここまできて不採用はつらいものです。
健康診断で引っかかってしまうような事項は、事前に対処しておきたいものです。どのような点が、当てはまるのでしょうか。
健康診断で引っかかりやすいこと
- 刺青(タトゥー)が入っている
- 高血圧
- 喘息
- 腰痛持ち
- 持病がある
刺青(タトゥー)が入っていると、不採用となる場合が多いです。まず、面接の時点で刺青(タトゥー)の有無を問われます。もし嘘をついていても、健康診断の時点でバレてしまいます。
体を使う期間工の仕事は、体力が必要です。高血圧や喘息、腰痛持ち、持病持ちの人は働き続けるのが難しいと判断されると不採用になること場合があります。健康診断までに時間があるなら、事前に改善できる部分は改善しておきましょう。
健康診断で落ちる割合
健康診断で引っかかってしまい、不採用となることはありますが、一定数の決まった人数が落とされるわけではありません。
会社としても、面接で合格を出した人たちを集めて健康診断をしているので、できれば全員に働いて欲しいと思っています。
とはいえ、全員が健康診断をクリアするのは稀で、だいたい数人が落ちてしまいます。割合にすると5〜10%程度の人が不合格となります。普段から健康には気をつけておきましょう。
落ちた場合の費用
もし健康診断で落ちた場合、期間工として働くことができないため、荷物をまとめて帰ることになります。
入寮の手続きまで済ましてしまった人からすれば、ガッカリですね。赴任にかかった費用は、会社が負担することが多いようです。「健康診断で落ちた上に、自腹でのこのこと帰ってきた、、」なんてことは無いので心配無用です。
まとめ
・赴任時に健康診断が行われる
・健康診断で落ちると不採用となる
・普通の健康体なら落ちることはない
・高血圧や持病は治せるなら治しておく
決して油断はできない健康診断。落ちると強制送還という状況はドキドキしますね。無事に通ると一安心すると思います。
しかし、期間工は体力が必要な仕事です。健康診断をクリアしても、常に健康には気を配り、元気な体をキープするようにしましょう。