基礎知識

期間工の応募〜面接〜採用〜入社までの流れを知る7つのポイント!

期間工で働くとすると、応募してから働き始めるまでどのような流れになるのでしょうか。どこに応募すれば良いのか、誰に聞けば良いのか、どういう仕組みになっているのか分からないことばかりですよね。

このページでは、期間工の応募から入社までの流れを細かく区切って、ひとつひとつ丁寧に解説していきます。

応募から入社までの一連の流れ

期間工として働くまでに、どのようなステップを踏むのでしょうか。最初に応募するところから、入社して働き始めるまでの流れをみてみましょう。

  1. 派遣会社に登録・応募
  2. 派遣会社の簡単な面接
  3. 企業・メーカーの本番面接
  4. 合否の結果発表
  5. 赴任・入寮
  6. 受け入れ教育(健康診断)
  7. 働き始める

詳細はメーカーによって様々ですが、大まかな流れは以上の通りです。各パートについて、詳しく解説していきます。

1、派遣会社に登録・応募

まずは、期間工を紹介してくれる派遣会社に登録しましょう。

この派遣会社と提携している企業に応募することができます。提携している企業の様々な条件の中から自分にピッタリのメーカーを見つけましょう。これは、あくまで派遣会社を経由して企業で応募するもので、派遣会社に雇用されるわけではありません

期間工として働くには、派遣会社を経由せずに、企業に直接応募する方法もあります。しかし直接応募してしまっては、派遣会社が出している入社祝い金をもらうことができません。入社祝い金は、メーカーによっては50万円以上になる場合もあります。派遣会社を上手に利用することで、お得に働き出すことができます。必ず派遣会社経由で期間工で働くようにしましょう。詳しくは下の記事をご覧ください。

期間工として働くなら直接? 派遣? 派遣会社経由との違いとは?

期間工を紹介してくれる派遣会社は、期間工.jpや、工場求人ナビなどがあります。

2、派遣会社での面談

派遣会社に応募すると、簡単な面談があります。

ここでは、派遣会社があなたの職歴や希望条件を聞いたり、作業適性や、求人の募集基準を満たしているかを確認したりします。分からない点や不安に思っている点は、なんでも聞いておきましょう。派遣会社は、あなたと工場(企業)を結ぶために動いてくれるので、心強い味方となってくれます。

派遣会社は、企業の面接に受かるように、様々なサポートをしてくれます。本番の面接前日にホテルを取り、模擬面接や座学を行ってくれるところもあります。そして上記のように、入社祝い金で、金銭的なサポートもしてくれます。

3、企業・メーカーの本番面接

いよいよ企業による本番の面接です。面接の他に、筆記の試験がある場合もあります

  • やる気があり、健康な人
  • 長く続けてくれる人

企業はこのような人材を欲しています。面接では、元気にはっきりと受け答えすると良いでしょう。

面接の服装に迷った場合は、スーツでいくことをおすすめします。スーツで面接に臨むことで、面接官に悪い印象がつくことはありません。私服指定でない場合は、スーツで面接を受けるのが無難です。髪型や身なりは、できるだけ清潔感を持って派手ではない格好をしていきましょう。

本番の面接に関しては以下の記事にまとめています。よくある質問なども記載しているので、ぜひチェックしてみてください。

期間工の面接受かるには?面接の服装やよく聞かれること12個!

4、合否の結果発表

出典:LINE STORE

面接が終わると後は、結果を待つのみです。

合否の通知は、電話・メール・郵送が一般的です。面接が終わってから2、3日〜1週間で結果がでます。当日に電話が来ることもあります。あまり合否の通知が来ない場合は、こちら側から問い合わせても良いかもしれません。

採用されて内定が決まると、赴任・入寮に向けて準備をすることになります。

5、赴任・入寮

採用から早くて1週間、遅くて1ヶ月程度で赴任することになります。

合格通知とともに入社案内書が入っています(別途案内される場合もある)。次の指示が書いてあるため、それに従ってください。赴任日には、指定の場所・時間に遅れないように向かってください。赴任の交通費は会社が負担してくれる場合がほとんどです。交通費を一律の金額で支払う会社では、安い手段(夜行バスや鈍行電車)で行くと、得する場合があります。赴任費用は、当日もらえる場合と、初任給に上乗せされる場合があります。

赴任時に持って行くもの

赴任には、案内書にも書いてありますが、必要なものを忘れずに持っていくようにしてください。

  • キャッシュカード・通帳
  • 印鑑
  • 年金手帳(20歳以上)  等々…

赴任時の荷物

最初の赴任時は、正式な配属が決定していません。とりあえず当分生活できる荷物を持って生きます。順番としてはこのようになります。

赴任 → 寮に仮住まい(ホテルの場合もある) → 受け入れ教育 → 配属決定 → 入寮

仮住まいに、当分の間の生活に必要なものを送ります。送る量としては、ダンボール一つ分程度です。「45cm × 30cmのダンボール」というように、案内書に大きさに指定があるかもしれません。正式な配属が決まるまでは、ホテルを用意してくれる会社もあります。ホテルでは、歯ブラシや洗面用具はそろっているため、特に生活のために持って行くものはありません。
配属が決まり、自分が入ることになる寮が決まってから、本格的に荷物を送ることになります。良心的な会社では、荷造りに関する費用を負担してくれることもあります。

入社日の服装は?


出典:logiLab

赴任時や受け入れ教育の時は、私服でOKです。服装は、チノパンジーンズポロシャツなどが無難で良いでしょう。

このときにスーツを着て行く必要はありません。逆に、変に気合い入れておしゃれをする必要もありません。シンプルで動きやすい格好が良いでしょう。受け入れ教育の時には、健康診断があります。服を脱いだり靴を抜いだりするシーンが多いので、着脱しやすい格好を意識すると良いです。

6、受け入れ教育(健康診断)

赴任すると、まず受け入れ教育という研修があります。

  • 入社にあたって必要な手続き
  • 健康診断
  • 仕事の説明
  • 配属先、入寮先の決定
  • 寮の使い方説明    等々…

主にこのようなことが行われたのちに、正式な配属先へ行くことになります。受け入れ教育は数日ががりで行われることが多く、だいたい3〜4日程度です。

仕事内容に関する説明を座学で行うこともあります。眠くなるかもしれませんが、大切なことなので、聞き漏らしのないようにしっかり臨んでください。

健康診断で強制送還!?

健康診断の結果によっては、荷物をまとめて帰らなければならなくなるかもしれません

受け入れ教育の期間で健康診断を行い、期間工として働き続けることができるかどうかを判断します。その際に、健康診断で引っかかってしまうと、ここまできて不採用という形になります。健康診断で引っかかってしまうような事項は以下の通りです。

健康診断で引っかかりやすいこと

  • 刺青(タトゥー)が入っている
  • 高血圧
  • 喘息
  • 腰痛持ち
  • 持病がある

基本的に、普通の健康な体であれば健康診断は難なくクリアします。強制送還とならないように、普段から健康には気をつけましょう。

健康診断に関する詳しいことは、下の記事を参考にしてみてください。

落ちると即退去!期間工の健康診断の内容と合否の基準とは?

7、働き始める

正式な配属が決まったら、実際に働き始めます。

「期間工は慣れるまでつらい」とよく言われるように、最初がきついです。体を使った仕事なので、疲労や筋肉痛に悩まされることになります。しかし、働いて行くうちに体はどんどん慣れていきます。1〜2週間、長くても1ヶ月あれば肉体的にも慣れて、立派な一人前になれます。

期間工の仕事の慣れに関しては、下の記事を参考にしてみてください。

慣れる?慣れない? 期間工で一人前になるまでどのくらいかかる?

まとめ

応募から入社までの一連の流れを紹介してきました。大まかなイメージはつかめましたか?

基本的に分からないことがあれば、赴任されるまでは派遣会社、赴任されてからは、働く会社・メーカーに聞くと教えてくれます。各メーカーによって詳細がことなることがあるため、都度確認を取りながら行動しましょう。